宮古島でリブリーザーイビング

気配を消して忍び寄る異次元の世界

リブリーザーでダイビング

魚は振動にとても敏感です。ダイバーのブクブク音(泡が破れるときの振動)はかなり強烈なのでダイバーが近づくと魚はドキドキしてしまいます。ダイバーがブクブクしないで忍者のように近づけたら、、、どんな世界が待っているのでしょう?

 

リブリーザーは泡を出さず静かに静かに魚に近寄ったり、気配を消してじっと魚を待ち続けたり、深い海に長く滞在したりできる呼吸装置です。IMCでは5台のリブリーザーを用意してダイバーの皆様の体験をお待ちしています。

リブリーザーはこんな人向き!

エアーが早いのが辛い

エアーが早い人は写真のようにシリンダーを2本担げば良いのですが、総重量が40kgを超えてしまうような装備は理想的とは言えません。一般的にエアーが早くなくなる原因は次のいずれかです。

 

  • 呼吸回数が多い
  • 一回の換気量が多い
  • 人より平均深度が深い

 

リブリーザーはこの問題を解決してくれます。リブリーザーは吐いた息を捨てることなく再利用しており、極端な話ではありますが、同じ空気を吸ったり吐いたりグルグルと装置内を回っているだけです。追加する必要があるのは体が消費した分の酸素だけですから、大きなシリンダーを何本も持って水中に入る必要はありません。

 

Mk6リブリーザーは深度40mで毎分40Lの呼吸が必要な運動量のダイバーでも、3時間は水中にいられることが実証されています。

もっと魚に近づきたい

魚は音や振動に非常に敏感です。例えばサメはまず獲物が発する音や振動に反応し、近づくにつれ嗅覚、視覚、ロレンチーニ瓶という感覚器官で獲物の存在を捕らえていきます。同様に他の魚も音(振動)には大変敏感なので、ブクブクと大音量を発生するダイバーが魚に近づくことは難しいものです。

 

近づくためにはブクブク音に慣れさせる必要がありますが、通常のスクーバでは慣れを待つ間にダイバー自身が時間切れ(エア切れや無限圧限界の制限)になってしまいます。

 

Mk6リブリーザーはブクブク音を出さないだけでなく、時間をかけてゆっくりゆっくり、忍者のように魚に近づくことができます。3時間以上という呼吸可能時間を有効に使ってあなたの気配を消しましょう。

深く!長く!

Mk6は水中でナイトロックスガスを作る機械でもあります。酸素割合21%から85%までの範囲で水深とダイバーの窒素レベルをベースに、その水深でのベストな混合ガスを作ってくれます。このことによりダイバーの無限圧限界はオープンサーキットダイバーより長くなります。

 

また、オープンサーキットでは水深によって空気の減り方は変わってしまいます。水深10mで1時間空気がもつ人は、水深30mでは30分で空気は無くなります。しかし、リブリーザーの場合は水深40mまでならどの深さでも3時間以上呼吸できるわけですから、深く長く潜りたいダイバーにとってリブリーザーは理想的です。

そもそもリブリーザーってなに?

閉鎖式循環呼吸装置

【解放式(オープンサーキット)呼吸装置は使い捨て】

一般的なレギュレーターを使ったダイビングではシリンダーから新鮮な空気を取り出して肺に送り込み、取り込んだ空気の数%の酸素を体内に取り込んだら、残りの空気は全て捨ててしまいます。ですから、シリンダー内の空気の90%以上は、ただ肺を膨らませるためにだけに消費されていることになります。

 

【閉鎖式(クローズドサーキット)循環呼吸装置は再利用】

閉鎖式のリブリーザーは、吐いたガスをブクブクと外に捨てることはしません。吐いた息からは二酸化炭素が取り除かれ、不足している酸素が追加され、次の呼吸用ガスとして再生されます。海に持って入るシリンダーは空気と酸素、それぞれ3Lという小さなものです。オープンサーキットの日本での一般的なサイズは10Lで重さは13kgほど。これが1回分です。

 

リブリーザーのシリンダーは4kg x 2本、さらにCO2吸着剤を3kg携行しますが、合計しても11kg。1回分ではなく1日分です。

全自動ナイトロックス工場

mk6リブリーザーは全自動でナイトロックスガスを作っています。まだ、ナイトロックスを勉強していない人にはわかりにくいかもしれませんが、ナイトロックスとは窒素と酸素の混合ガスのことです。レクリエーショナルダイビングでのナイトロックス混合では、減圧症のリスクを下げるために窒素濃度を下げていきますが、窒素濃度を下げるために酸素濃度を高くしすぎると酸素中毒を引き起こしてしまいます。酸素中毒は酸素濃度が高いほど、また潜水深度が深いほど起こりやすくなります。ですから、ナイトロックスはダイバーが行く深さに合わせた適切な割合に混合することが重要です。

 

例えば日本でいちばん手に入りやすいナイトロックスは酸素32%のガスで、水深33mでは理想的なガスです。もう一つ手に入る酸素36%のガスは、水深28mで理想的です。でも、これらのガスは別の深さでは理想的ではありません。例えば水深40mまで行けば酸素中毒のリスクが高まりますし、水深20mではもう少し酸素を多めにした方が減圧症のリスクに対しては有利になります。

 

【ナイトロックス製造機】

リブリーザーは空気と酸素を携行し、深さに合わせてリアルタイムでガスを調合してくれるので、常に理想的なガスで呼吸することができます。リブリーザーで長く潜れる秘密は循環式であることだけでなく、ナイトロックス製造機であることが大きく貢献しています。

リブリーザーのサイズ

写真の女性は身長157cmです。足元にあるのがmk6リブリーザー。リブリーザーにはいくつも種類がありますが、その中でもMk6リブリーザーは非常に小型な製品と言えます。1日に3回潜るダイバーなら少なくとも3本のシリンダーが必要になりますが、リブリーザーは一回組み立てると3時間以上潜ることができるので、これ一式で1日3回のダイビングが行えます。

リブリーザーダイビング 3つのプラン

価格改定!リブリーザー1日体験プログラム

体験リブリーザー

体験リブリーザーの講習風景

価格改定!

2020年は半日コースがなくなり、1日コースのみの設定になりました。価格も見直され58,000円が38,000円と参加しやすくなっています。1日1グループのみ(最大2名)でじっくりとリブリーザーを体験していただけます。ダイバーにとって夢の装置であるリブリーザーをこの機会にお試しください。

お客様には専属でリブリーザーインストラクターがつき、リブリーザーでのファンダイビングを一日楽しんでいただくプログラムです。

 

午前の部

  • リブリーザーの使い方
  • リブリーザーの使い方実習
  • リブリーザーでのファンダイビング

午後の部

  • リブリーザーでのファンダイビング

参加料金 38,000円(税別)

  • 含まれるもの:講習費、リブリーザーレンタル料
  • 含まれないもの:消費税、美ら海協力金(1日500円 任意)、その他のレンタル器材

 

現金、クレジットカード (VISA、Master、Amex)がご利用いただけます。

参加条件

  • PADI オープンウォーターダイバー以上
  • ホバリングができること
  • ダイビングに適した健康状態であること
  • 15歳以上

スケジュール

  • 1日コース
  • 集合時間 8:00
  • 集合場所 伊良部島マリンセンター

時間は変更となることがあります。

集合時間については開催日前日に最終連絡を差し上げます。

※ 飛行機搭乗日はご参加いただけません。

 

プログラムの流れ


午前

集合 伊良部島マリンセンター集合

船上 リブリーザーの使用方法の説明

水中 リブリーザーの使い方の基礎練習

水中 リブリーザーダイビング

午後

水中 リブリーザーダイビング ※

解散 伊良部島マリンセンターで着替えをして解散

※ 午後のダイビングは時間と器材が許す限りダイビングを楽しむことができます。


リブリーザートレーナーが専属でお客様の一日をケアします。

特典付き! PADI アドバンスド・リブリーザーダイバー認定コース4日間

ホバリング練習中の受講生。息を捨てないリブリーザーは吸っても吐いても浮力変化がない。ホバリングでピタッと止まる方法は今までと全く違う

特典!リブリーザー激安レンタル

コース終了後6ヶ月以内にリブリーザーダイビングに参加されるお客様には、リブリーザーを5,000円でレンタルいたします。(消耗品は除く)定期的にリブリーザーでダイビングしてベテランのリブリーザーダイバーになってください。

リブリーザーダイバーとして正式なトレーニングを受け、PADIアドバンスド・リブリーザーダイバー認定を受けるコースです。

 

このコースはリブリーザーダイバーコースとアドバンスドリブリーザーダイバーコースを合併したコースです。コースを合併することで、一回のコースでレクリエーショナルダイバーとしてのリブリーザーの使用方法の全てを学ぶことができます。

参加料金 250,000円(税別)

  • 含まれるもの:講習費、リブリーザーレンタル料、2種の認定申請料(リブリーザーダイバー/アドバンスドリブリーザーダイバー)
  • 含まれないもの:消費税、美ら海協力金(1日500円 任意)

 

現金、クレジットカード (VISA、Master、Amex)がご利用いただけます。

参加条件

  • PADI アドバンスド・オープンウォーターダイバー以上
  • エンリッチドエアー・ナイトロックスダイバー
  • 25回以上のダイビング記録があること
  • ホバリングができること
  • ダイビングに適した健康状態であること
  • 15歳以上
  • 損害賠償責任保険に加入していること(お客様がトレーニング中にリブリーザーを壊した場合に必要です)

スケジュール

  • 1日目・・・学科、組み立て実習
  • 2日目・・・ダイブ1、ダイブ2
  • 3日目・・・ダイブ3、ダイブ4
  • 4日目・・・ダイブ5、ダイブ6

特典付き!リブリーザー・ファンダイビング

リブリーザーファンダイビング

リブリーザーファンダイビングで訪れた一ノ瀬ホール。静寂に包まれたホールは誰もいない礼拝堂に足を踏み入れたような厳かな感覚に襲われる

特典!リブリーザー激安レンタル

前回ご参加いただいたリブリーザーファンダイビングから終了して6ヶ月以内にリブリーザーダイビングに参加されるお客様には、リブリーザーを5,000円でレンタルいたします。(消耗品は除く)定期的にリブリーザーでダイビングしてベテランのリブリーザーダイバーになってください。

参加料金(税別) R 25,000円 / S 38,000円

  • R:一般のファンダイバーと共に潜るリブリーザーダイビングの場合
  • S:インストラクターもリブリーザーで潜るリブリーザー専用ダイビングの場合

 

  • 含まれるもの:ファンダイビング1日参加費用、消耗品(スクラバー2.5kg、空気、酸素、オフボードシリンダー)
  • 含まれないもの:リブリーザーを含む器材、オフボード用レギュレーター、消費税、美ら海協力金(1日500円 任意)
  • レンタル費用:リブリーザー15,000円(※)、BCD2,000円、オフボード用レギュレーター2,000円

 

現金、クレジットカード (VISA、Master、Amex)がご利用いただけます。

※ 激安レンタル特典があります。

参加条件

  • PADI リブリーザーダイバー以上(アドバンスド・リブリーザーダイバーが理想的)
  • ダイビングに適した健康状態であること
  • 損害賠償責任保険に加入していること(お客様がレンタルのリブリーザーを壊した場合に必要です)

スケジュール

  • 1日コース
  • 集合時間 7:15
  • 集合場所 伊良部島マリンセンター

 

上記時間は目安です。出港地やお客様のご都合で変更となることがあります。集合時間については開催日前日に最終連絡を差し上げます。

※ 飛行機搭乗日はご参加いただけません。

さんぺいインストラクターが驚いたこと

まずはダイバーコースから。ポセイドン社が派遣した講師のJ.J. はマルタ島からきた20歳のイギリス人。設定された会場はプーケット。20歳の青年が世界をリブリーザーで潜っている日本のダイビング業界にいる私はまるでガラケーだ

ことの始まり

代表のサンペイです。私がリブリーザーを始めたのは2011年のことです。「来年、PADIは世界で一斉にリブリーザーコースを始めます。そしてこのコースで使用される代表的な器材はポセイドン社製のリブリーザーです。日本ではあなたたちが取り扱っていますが、あなたたちのチームは対応できますか?」私がリブリーザーを始めたきっかけはPADI Japanからのこの問い合わせでした。

 

2012年、PADIはPADIリブリーザーインストラクターを作り出すために、世界規模で3回のクロスオーバーコースを開くことになっていました。日本チームは(とは言っても私と友人の二人ですけど)まずリブリーザーダイバーとしてのトレーニングを受けることになりました。しかし、そもそもPADIにはトレーニングを開催できるインストラクターが存在しません。そこで、スエーデンにあるポセイドン本社に相談すると「わかりました。講師を派遣します」。ポセイドン社の好意のおかげで、私たちは資格と経験を整えることができ、最終回のクロスオーバーコースに滑り込むことができました。

プールの表面は全く静かで、小さな泡の存在がわずかに水面を主張している

プールの外が見える

オープンサーキットからリブリーザー(クローズドサーキット)への切り替えは何もかもが驚きでした。まず最初に、私は自社のプールに潜りました。呆気ない!なんと頼りない呼吸感!これが最初の感想です。レギュレーターのような呼吸抵抗がなく、シューッと口に空気が送り込まれる感覚もありません。もちろん、吸うたびに聞こえるシューッという音も、吐くたびに聞こえるブクブクという音もありません。鼻をつまみ、太いホースを口に当てて呼吸をしている感覚ですが陸での呼吸と何も変わりません。水中で聞こえるものはただ「ハー、ハー」という微かな呼吸音だけです。

 

4mプールの底でふと上を見上げると、プールサイドにある器材や、私を探してプールサイドを歩き回る愛犬の姿がはっきりと見えていました。今まで見たことのない風景です。風のない室内プールの水面はブクブク泡による波もなく、真っ平らだったからです。テッポウウオの気持ちがよくわかりました。

ホシゴンベはもともと逃げない魚だけれど、ブクブクしてたらここまで寄るのは難しいかな

魚がマスクに止まった

伊豆半島の大瀬崎海岸でダイビングをしているときでした。バディがこちらを向いて「マスクの上を見てごらん」というシグナルを送ってきました。水平トリムを保ったままの私が目だけでマスクの上を見上げると、そこにチョコンとオビアナハゼが止まっているではありませんか。湾内の石垣を越え、ゆっくり深場に向かって行ってもハゼはマスクの上から離れません。そこから数分間、私はハゼとタンデムでダイビングをしました。呼吸ループのガス調整のために私が鼻からガスを逃したとき、ハゼはゆっくり私から離れていきました。

 

串本で潜っていたときのことです。岩影にたくさんのハタンポが群れていました。私が岩の横でエビの撮影に熱中していると、ハタンポの群れは私の影にゆっくりと移動してきました。気がつくと私の後ろはハタンポだらけになっています。ほとんど動かず音も振動も出さなかった私は、どうやら岩と間違えられてしまったようです。

 

時間に余裕があり、泡や振動を出さないリブリーザーダイバーはじっと佇むことで、水中での気配を消してしまえるのかもしれません。

左がMk6リブリーザー、右は12Lシリンダをダブルで背負う。潜水時間はコンパクトな左の方が長いのだ

息が続くって素晴らしい

馴染みのポイントでのダイビングでは「ここから先にはいかない」という境界線が何となく出来上がっていました。そこから先に行くと帰りの空気が足りなくなる恐れがあったからです。ところが、リブリーザーで出かけるとその境界線は消えてしまいました。「深さに関係なく3時間以上」呼吸ができるからです。そこは全く新しい世界で、見たこともないような地形が続いていました。

 

初めての世界をどんどん探検していくと帰り道に自信がなくなります。こんなとき、普段の私ならとりあえず浮上確認。空気には限りがありますから。でもリブリーザーならのんびりと帰り道を探すことができます。私のダイビングエリアは広がり、1,000回以上ダイビングしてきたような場所が新鮮な場所に変わりました。

水深50mでロウニンアジに見惚れている私

スーパーナイトロックスマシーン

オープンサーキット(OC)のテックダイバーと水深40m付近を長い時間探索したときのことです。OCのダイバーが「そろそろ浮上しようぜ」とシグナルを送ってきました。見ると彼らのダイブコンピューターは40分間の減圧を要求しています。私も減圧指示が出ていたのでチームで浮上を始めました。水深6mに達するとOCダイバーたちは酸素減圧に切り替え始めました。それでも彼らの減圧停止は続いていましたが、私たちリブリーザーチームは彼らの周りを自由に泳ぎ回って遊んでいることができました。

 

実は6mの減圧点に到達したとき、リブリーザーチームに必要な減圧はほぼ終了していたのです。常にベストな混合比率のナイトロックスガスを作り出すリブリーザーの機能によるものです。私たちは浮上に合わせてどんどん酸素濃度が高まるガス(=どんどん窒素濃度が下がるガス)で呼吸してきたため、減圧点にきたときにはすでに体内の窒素量が十分下がっていたのでした。